子どもの自宅学習を見ていると、イライラしてつい怒鳴ってしまうことはありませんか?
私はあります。
怒鳴ってしまってもなにも良いことはない。むしろ良くないことのほうが多いのに、ついつい怒鳴ってしまう。
怒鳴ってしまうのはなぜなのか、その理由と対策について書いていきます。
子どもの学習をみているとイライラするのか

子どものやる気のなさ
うちの子はまだ小学2年生。宿題の量も大したことなければ、自宅学習の時間もそれほど長くありません。
だからさっさと始めて集中して学習すれば、すぐに終わります。
ところがなかなか始めません。
さらにいざスタートしたら途中でぼんやりよそ見したり、鉛筆をコロコロ落としたり、明らかに集中していない様子。
しっかり集中すれば、このぼんやりしている時間にも宿題は終わるのに…
見ているとだんだんと私がイライラしてきます。
でも、よくよく考えてみるとさっさと済ませたら後が楽だというのは、親である私の考えで子どもの考えや都合とは異なります。
子ども自身は、まずはゆっくりして疲れをとってから勉強しようと考えているのに親にせっつかれて仕方なく先に勉強している可能性もあります。
そうすると、やる気が出ず、集中できないのも当然です。
子どもが思わぬところでつまづいた時(子供の理解が悪い時)
うちの子はまだ小二。学習進度もそれほど早くなければ、内容もまだまだ難しくありません。だからこそなかなか理解できないとつい、親としては
「なんで、それが分からないの!!」
と、もどかしくなり、ついイライラしてしまうことがあります。
あくまで簡単だと思うのは、私が大人だからです。
2年生からすると標準的な内容で当然つまずくこともあります。
また理解の仕方は個人差があります。
余談ですが、教員時代にも経験がありますが、普段優秀な生徒が基礎的な箇所でつまずくこともありました。(こういった場合は、その前段階の学習に漏れがある場合が多いので、戻って復習する必要があります)
ここはできるはず、この単元は簡単だ、というのはあくまで私の理解で、子どもの理解とは全く関係がありません。私の理解に子どもの理解が合わないからといって怒ることはお門違いです。
子どもの学習でイライラしなくなるのか?
子どもの学習へのやる気のなさ、理解の悪さで私はついイライラしがちですが、どうすればそういったことでイライラしないようにできるの考えてみます。
子どもとは別人格であることを再確認する。
当たり前ですが、子どもと親は別人格です。親子なので似ているところもあるかもしれませんが、それでもやはり別人格です。だからこそ、自分と同じ気持ちや考えでなくて当然です。
すぐに宿題に取り掛からないのも、自分と理解力が異なるのも別人格なら当然です。
だから私の思うように行動しなくても当たり前だと思うようにしています。
我が子だからこそ、イライラするということを理解する
誰だって我が子には優秀であってほしい。優秀であることと幸せは必ずしも一致するわけではありませんが、どうしても結び付けてしまい、我が子にはもっと、もっとと成果を求めてしまいます。
我が子であるが故に過度な期待もしてしまいます。
我が子に期待しすぎるのは親として当然のこと。そして我が子だからこそ親は期待します。
私は教員時代に、生徒に期待しすぎるということはありませんでした。期待したような成果をだせなくても、それが現実として受け止めていました。
我が子にも過度な期待をせずありのままを受け入れる。現状でも十分がんばっていると理解したいです。
それでも子どもにイライラしてしまったら
我が子への過度な期待からくるイライラは子どもへの負担でしかありません。
親がイライラしていると子どもは萎縮してしまい、かえって成果を出せなくなります。
だからこそ子どもにイライラをぶつけないようにしたいです。もしイライラしてしまった場合の対処法を紹介します。
水をのむ
寒い季節なら温かい飲み物でも効果的です。ひとまず子どもからはなれ一息入れると気持ちも和らぎます。怒りの持続はおよそ6秒です。水をのんで深呼吸するとだいぶ落ち着きます。
これでイライラに任せて感情的に怒鳴るということは随分減りました。
布団にもぐる
子どもには、「ママちょっとイライラしているからあっち行くね」と正直に伝えます。
人間、寝転んでイライラはなかなかできません。
布団にくるまって、横になってリラックスしていると怒りも静まります。
大声で叫ぶ
こちらはあまりお勧めできません。というのも大声出すことで子どもを怖がらせてしまうからです。でも大声には邪気を追い払う効果があるのかすっきりします。
子どもをびっくりさせてしまうので、大声出した後は「びっくりさせてごめんね」とフォローも必要です。
学習するだけえらいと認める
そもそも毎日宿題をする、家庭学習をしているだけでも十分に立派なのです。できないことには目がいきがちですが、できていることに対してはどうしても当たり前と思ってしまいがちです。
でも、当たり前ではなく、実はすごいこともたくさんあるのです。
子どものできないことにイライラしたときは現状でも十分にすごいのだと考えるようにしています。
子どもにイライラしてもなにもいいことはない
子どもへの愛情ゆえに過度な期待をして、その結果イライラをぶつけたら本末転倒です。親のイライラは子どもに多大なストレスを与え、子どもを萎縮させるだけでかえって成果もえられなくなります。
だからこそ、イライラしたときこそ一呼吸おいて、上記の対策をとって子どもにイライラをぶつけないようにしたいです。
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